自動ドア
商業施設や公共機関、あらゆるところに設置されている自動ドアには、モーターコアが使用されています。ここでは、自動ドアのモーターコアの現状と今後の展望、自動ドアのモーターコアに求められているもの、自動ドアのモーターコア製品事例などを紹介します。
自動ドアのモーターコアの現状と今後の展望
日本の現状
日本のさまざまな建物で使われている自動ドアには、扉駆動用と扉駆動用の減速機にモーターが使用されています。特に大切なのは「安全性」を追求した自動ドアをサポートするモーターコアであること。開閉の安全性だけでなく、センサーの高密度化やフェールセーフ機能などをはじめとして、豊富な機能を支えるモーターコアが求められています。
海外の現状
海外の場合、自動ドアよりも自動回転ドアが導入されていることが多いようです。自動回転ドアにも、モーターコアは必須。アメリカ・欧州連合・英国・オーストラリア・ドイツそれぞれで規格が異なっており、その規格を満たす自動回転ドアに必要なモーターコアが求められています。
今後の展望
自動ドアは、海外でも日本でも変わらず必要不可欠な存在です。自動で開くだけでなく、いかに安全で便利に開閉ができるかが課題となっていくでしょう。
自動ドアのモーターコアに求められていること
自動ドアのモーターコアに求められていることは以下の通りです。
- 人にやさしいこと
通行時のスムーズな開閉(すばやくセンサーが反応する)、人や物が通過する間は閉まらない、障害物に当たった場合はすぐに停止するなど、人にやさしいことは大前提として求められます。 - 地球にやさしいこと
人にやさしいだけでなく地球にやさしいこともこれからの時代には大切なポイントです。モーターコアの進化によって自動ドアの性能が向上するとともに、無駄な電力を必要とせず、エコで地球環境にやさしい自動ドアが求められています。 - 長寿命であること
モーターコアが寿命を迎えてしまうと、自動ドアは正常に動かなくなってしまいます。正常に動かなくなると人々が出入りしづらくなり、場合によっては事故にもつながるでしょう。大型の自動ドアの場合、こまめなメンテナンスや交換なども大変です。できるかぎり長寿命であることも、自動ドアのモーターコアには求められます。
自動ドアのモーターコア製品事例
株式会社ミツワ精機製作所
- サイズ…Φ85.0mm
- 材質…35H360
編集チームまとめ
公共施設・商業施設などをはじめ、さまざまな建物で使われている自動ドア。性能の高さが問われるようになり、使われるモーターコアも更なる進化が必要です。小型化、そして省エネ力、人々と地球への配慮などが求められています。
これからますます、その傾向が強まっていく可能性は高いでしょう。
モーターコアメーカー
おすすめ3選
「小ロットで依頼したら断られた…」という会社のために、小ロット試作から量産まで対応しているモーターコアメーカーを厳選。なお、品質担保の観点から、国際的な品質マネジメント規格「ISO9001」取得済みの、信頼できる会社のみをピックアップしています。
コストや個数に応じて
適切な加工法を提案する
- 4つの積層方法から、求められるコストや個数に応じて加工
- 量産要望にも、工数を減らす金型でコストダウンへつなげる
- 主な用途
- 自動車/電気製品/ロボットなど
モーターの効率化に繋がる
難加工素材に対応する
- 加工が難しいアモルファスやパーメンジュールに対応
- 特殊鋼素材の調達ネットワークで用途に合わせた素材を調達
- 主な用途
- 航空機/モータースポーツ/医療機器など
豊富な設備を取り揃え
大型のモーターコアを製作する
- 外径1,300㎜までのモーターコアにも対応
- 顧客の要望に応えるため、新たな設備を積極的に導入
- 主な用途
- 自動車/電気製品/ロボットなど
※選定基準:Google検索で、「モーターコア」及び「積層コア」と検索した際に表示される31社を調査(2022年4月11日調査時点)。その中から、下記の基準に沿って選出しています。
- 飯島精機…ISO9001を取得していてかつ試作品対応の会社の中で、コストや個数に合わせて選択できる加工方法が最も豊富(4種類)
- 守谷刃物研究所…ISO9001を取得していてかつ試作品対応の会社の中で、アモルファスとパーメンジュールの加工事例の掲載が最も多い
- 城山産業…ISO9001を取得していてかつ試作品対応の会社の中で、最も大きな外径の製品まで対応してくれる